需要が増える可能性が高い職業を紹介

職業を選ぶときの目安には、将来の雇用の安定や需要があげられます。中でも今後、需要が増加する可能性が高い職業として福祉業界の職業があります。少子高齢化にともなう人口の減少で、高齢者や障がい者をはじめとする社会的弱者を支援する職業が注目されています。長寿高齢化のため、介護分野は現在でもすでに人手不足です。認知症などの疾患がなくても身体的な介護が必要になる人は今後も増加していくでしょう。高齢者の人権を守るためには、一人一人に寄り添った介護が求められます。そのため、介護を担う人材の需要はますます高まっていきます。

障がい者分野では、障がいがある人も働いて収入を得ることが今後求められると予想されています。障がいがあっても生き生きと働いていくための、就労支援にあたる職業は今後需要が増加していくでしょう。福祉の知識がなくても、パソコンが得意だったり、人材コーディネートの経験があったりすると需要が高いようです。

待機児童問題が社会問題になっているように、保育士の需要も増加する可能性が高いです。保育士は、保育園だけでなく児童養護施設などの施設や障がい児の保育など活躍の場もどんどん広がっています。子育ての孤立化による子育て支援も今後需要が増えていくでしょう。

福祉業界は、未経験でも敷居が低く年齢制限もほとんどありません。需要が高くなるにしたがって、賃金もアップしていっています。福祉の仕事は、資格があればキャリアアップもスムーズです。将来、需要がある職業に就きたい人は今のうちに介護福祉士や社会福祉士などの資格を取得しておくこともおすすめです。